成長ホルモンは脳下垂体から分泌される

成長ホルモンは脳下垂体と呼ばれる臓器でつくられます。
脳下垂体は文字通り脳の下に垂れ下がった臓器です。
大きさは指の先程度しかありませんが、ここでは成長ホルモンの他にもいつくかの重要なホルモンがつくられます。
成長ホルモンの病気がある人は同じ脳下垂体でつくられる他のホルモンの分泌も悪いことがあります。
脳下垂体は、脳の底の狭い場所にありますので仮死分娩(生まれた時、呼吸ができず脳に行く血液が不足する)や
骨盤位分娩(さかご)などの分娩時のトラブルや頭部の外傷などで障害を起こしやすいのです。
また、人間の脳は知能を司る大脳皮質と呼ばれる脳の外側が非常に大きくなっていますので、
他の動物に比べると脳下垂体および、その周辺部は相対的に小さくなっています。
その結果、他の部分よりも障害を受け易いのです。


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