2. 低身長の検査(最初にするスクリーニング検査)
ご質問
うちの子は−2SDの基準以下の低身長で、しかも身長も伸び悩んでいます。病院を受診したいのですが病院ではどのような検査をするのでしょうか?
お答え
身長の低いお子さんに対して最初に行う検査には次の4つがあります。第一に成長曲線を正確に描きます。これは何歳何ヶ月で何cmであったかという過去の記録をご持参頂き、それをもとにお子さんの身長の伸び(推移)をグラフにすることです。このグラフすなわち成長曲線のパターンを分析することが重要です。第二にお子さんの手の骨のレントゲンを撮ります。身長が伸びていないということは骨が伸びていないということなので、手の骨のレントゲンを見ることによって発育の度合いを知ることができるのです。第三に尿中成長ホルモンの測定をします。成長ホルモンは夜寝ている間に分泌されるので、睡眠中にしっかり成長ホルモンが分泌されると、その一部が尿に出てきます。第四に血液の検査ですが、最も大切なのは骨を伸ばす重要なホルモンであるソマトメジンC(IGF-1)の測定です。夜間成長ホルモンが十分に分泌されていると成長ホルモンは肝臓やその他の組織に集まります。そして成長ホルモンが多ければ多いほど肝臓やその他の組織でソマトメジンCが作られるのです。したがってソマトメジンCを測定することによって間接的に夜間成長ホルモンが分泌されていたかどうかがわかるのです。また、染色体の検査はターナー症候群などが疑われる場合は必要です。以上がまず最初に行う検査(スクリーニング検査)です。