低身長の原因にはどんなものがあるか
低身長の主な原因には以下のものがあります。
(1)体質性小人症
これは体質的なもので病気ではありません。遺伝的な場合も多く、治療の必要はありません。
(2)思春期遅発症
いわゆる、“おくて”で、思春期の発来が遅れます。最終的には正常身長に達します。よく高校になって急に伸びたという人がいますが、それがこのタイプです。ふつう治療は必要ありません。
(3)思春期早発症
思春期が、あまりに早すぎると、あっという間に大人になってしまい、身長が伸びなくなります。思春期を遅らせる治療をします。
(4)染色体の病気
染色体の病気であるターナー症候群では、成長ホルモン投与が有効な場合もあります。
(5)骨の病気
軟骨異栄養症では、極端な低身長になります。成長ホルモンの投与が認められており、ある程度の効果
があります。
(6)ホルモンの病気
成長ホルモンの分泌不全に基づく成長ホルモン分泌不全性低身長症や甲状腺ホルモンの分泌不全による甲状腺機能低下症などがあります。
(7)心理社会的原因
愛情遮断症候群など。社会の複雑化、家庭の崩壊などのため増加しています。精神的な影響で身長が伸びない場合は、成長ホルモンを注射しても無効です。
(8)内臓の病気
慢性腎不全(腎臓の病気で尿がうまくつくられない)のお子さんは、身長の伸びが悪くなります。成長ホルモンの投与が認められています。
(9)その他の病気
プラダー・ウイリー症候群では、成長ホルモン投与が有効な場合もあります。