小食はこの方法で治そう

【1】まずは、なぜ食欲がないのかを冷静に分析

身長が低いお子さんをお持ちのお母さんの訴えで最もよく耳にするのが、
“食べてくれない”“食べるのが遅い”ということです。
無理矢理、食べさせようとすると、かえって食欲はなくなります。 まず第一にして頂きたいことは食欲がでない理由を冷静に考えてみることです。
子どもの食欲がでない主な原因を以下に述べますので、あてはまらないかどうか考えてみてください。

【2】食欲がでない主な原因

[1]運動不足、運動のしすぎ
運動不足が食欲不振の原因となることは、よく知られていますが、運動のしすぎもよくありません。
中学生の場合、よく見かけます。部活動でバテてしまい、
飲み物だけ飲んで寝てしまう子どもも多いようです。過度の運動は禁物です。

[2]夕食の時眠い
これは低年齢児にみられますが、夕食の時間にはもう眠くなってしまい、
食べている途中で眠気のため食べるのをやめてしまう場合です。
低年齢児では規則正しい生活リズムの確立は非常に大切です。
[3]お菓子の食べ過ぎ
ある程度のお菓子は子どもの情緒安定のためには有用と考えられますが、
しばしば食欲不振の原因になります。
おやつにはいわゆる駄菓子だけではなく、蛋白質やカルシウムの豊富な食品を与えてあげて下さい。

[4]牛乳の飲み過ぎ
牛乳の飲み過ぎについては、すでにふれましたが、お茶代わりに牛乳を飲んではいけません。
お茶には食欲を増進する効果があることをお忘れなく。

[5]偏食
偏食は是非とも直したいものですが、そのことに気を取られて、
こどもにとって楽しいはずの食事が辛いものになってはいけません。

[6]味覚障害
食べ物の味に鈍感な味覚障害のお子さんが最近、増えてきています。
外食やインスタント食品で刺激の強いものを多く食べていると、微妙な味が分からなくなり、
家庭料理はおいしくないと言いだします。
外食やインスタント食品はほどほどにしておきたいものです。

[7]食事中、気が散る
食事中テレビを見たくなる。これは子どもにはよくあることです。
テレビが気になり食事を早く切り上げるのは当然よくありません。
食事中、気が散らないような工夫が必要です。

[8]兄や姉が早食い
兄弟や両親が早食いの場合、1番、年が小さい子が取り残されます。
夕食は家族の一日のなかで、大変重要な場です。
イタリアやフランスでは夕食に2時間かける家庭も多いと聞いています。
ゆっくりくつろいで食べることは、健康な生活の第1歩ではないでしょうか。

[9]扁桃肥大などで飲み込みにくい
病気のため食べるのが遅い子どももいます。
扁桃肥大のため飲み込みも悪い子どももいます。
扁桃肥大がある場合、手術で扁桃腺を取ると急によく食べるようになることもあります。
また、虫歯がひどいと噛みにくいため上手に食べられない子どももいます。

[10]便秘や不規則な排便
規則正しい便通がないと、食欲にもムラがでます。
毎日、一定の時間に排便するように心がけましょう。

[11]おなかがすいた時に食事がない。
空腹感も、一定の時間が過ぎてしまうと、無くなってきます。
食事はjust in timeで。
食事は、おなかがすいている時が一番おいしく、いっぱい食べることができます。

ワンポイント アドバイス

ハンバーグ、鳥の唐揚げ、鰻の蒲焼きなど
タンパク質が豊富な食品を常に冷凍庫に保存しておきましょう。
おなかが空いて食事が間に合わないときや、
作る時間がないときに便利です。
子どもにスナック菓子やインスタント食品を
食べさせないようにする、ひとつの工夫です。



【3】病気で食欲がないことも

以上述べた原因の他に、病気のため食欲がでないこともあります。
成長ホルモンの病気がある場合、食欲はあまりよくありませんし、
肝臓病などでも食欲は低下しますので注意が必要です。


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