方法1
寝る子は育つ


身長増加に大きな役割をはたす成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。
どのようにすれば、睡眠時の成長ホルモン分泌がよくなるのかを述べます。
 



1. どうして、寝る子は育つの?

“寝る子は育つ”といいますが、これは科学的にまったく正しい事実です。
子どもの成長にとって最も重要なホルモンである成長ホルモンは
昼間起きている時よりも、夜寝ている時の方が多く分泌されます。
下の図は成長ホルモンの24時間分泌パターンを表したもので、
横軸は時間の経過、縦軸は血液中の成長ホルモンの値を示します。
グラフを見るのは嫌いな人も大事なグラフですからよく見て下さい。
グラフの山の部分は成長ホルモンが多く分泌されていることを示します。
このグラフから、睡眠中に成長ホルモンの分泌が多いことが分かります。
特に、思春期のこどもでは成長ホルモンの分泌が高まり、夜間睡眠中に多くの成長ホルモンが分泌されます。
睡眠が途中で妨げられたり、睡眠時間が短かったりすると、
成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びも悪くなる可能性があります。




成長ホルモンの24時間分泌パターン(Finkelsteinら)

成長ホルモンは主として、夜間睡眠時に、脳下垂体から分泌されます。

成長ホルモン24時間分泌パターン
Image1-2.gif




2.あなたのお子さんは何時間寝てますか

子どもの健全な発育にとって、栄養、運動、睡眠の3つが特に大切です。
この中で、睡眠については、案外軽視されているのではないでしょうか。
最近では、テレビ、ゲームなどにより睡眠時間が削られ、
受験勉強により夜更かしする子どもも増えています。

子どもの理想の睡眠時間は、小学1,2年生で10時間半。
小学3,4年生で10時間。小学5,6年生で9時間半です。
しかし、近年の小学生の平均睡眠時間は、男女とも
理想より約1時間ほど少ない結果になっています。






3. 世界一寝不足な日本人の子どもたち

日本の子どもの睡眠時間を海外の子どもたちの睡眠時間と比べてみましょう。
これは、小学校高学年についての調査結果です。
イギリス、フランスでは半数以上の子どもが10時間以上寝ていますが、
日本では10時間以上寝ているのは、わずか4%にすぎません。






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